次の演奏は花山南高校吹奏楽部ですっ!〜部活大好き彼氏が甘すぎる〜
「…あのさ、今度の日曜、遊びに行かない?」
「え?日曜休みなの?」
「うん、兄貴が言ってた」
やった!1ヶ月ぶりの休みだ!
…ん?遊びに?え、それって
もしかして…
「で、デート?!」
「ちょ、声でかい!!」
「あ、ごめん…」
柊は私の口を塞ぐとこそこそと喋り始めた。
「家でゲームしようぜってことだから、デートらしいことは出来ないけど…」
「え?おうちデートじゃんかそれ!」
「うわっ?!舞奈ちゃん?!」
後ろの座席からひょこっと出てきた舞奈と絵美子は、ニヤニヤしながらスマホの画面を見せた。
「…これは?」
「実録!おうちデートのコツ10選、です」
「は?!お、おい、それ隠せ!!」
柊は絵美子のスマホをばっと奪った。
「え、何書いてあるの?」
「渚ちゃん…、これは、彼氏だけが見ていいものですよ…?彼女である渚ちゃんは、厳禁です…!」
くぅ…。
絵美子って、お下げで地味なピュアで優しい真面目ちゃんのイメージが強いけど、実は恋愛に詳しいんだよな…。
電源を落としてスマホを返す柊を横に、舞奈は私にそっと耳打ちした。
「日曜、午後からにしな!私が渚のことプロデュースして、めっちゃ可愛く仕上げるから!」
「ぷ、プロデュース…?」
うぇぇ…どうなるんだろう…。
そんなうちの部のキラキラ系みたいになるのは嫌だし…。
頭を抱えていると、柊が囁く。
「渚さ、先のこと…考えてる?」
「先のこと…?」
なんかどっかでその言葉聞いたな。
「え?日曜休みなの?」
「うん、兄貴が言ってた」
やった!1ヶ月ぶりの休みだ!
…ん?遊びに?え、それって
もしかして…
「で、デート?!」
「ちょ、声でかい!!」
「あ、ごめん…」
柊は私の口を塞ぐとこそこそと喋り始めた。
「家でゲームしようぜってことだから、デートらしいことは出来ないけど…」
「え?おうちデートじゃんかそれ!」
「うわっ?!舞奈ちゃん?!」
後ろの座席からひょこっと出てきた舞奈と絵美子は、ニヤニヤしながらスマホの画面を見せた。
「…これは?」
「実録!おうちデートのコツ10選、です」
「は?!お、おい、それ隠せ!!」
柊は絵美子のスマホをばっと奪った。
「え、何書いてあるの?」
「渚ちゃん…、これは、彼氏だけが見ていいものですよ…?彼女である渚ちゃんは、厳禁です…!」
くぅ…。
絵美子って、お下げで地味なピュアで優しい真面目ちゃんのイメージが強いけど、実は恋愛に詳しいんだよな…。
電源を落としてスマホを返す柊を横に、舞奈は私にそっと耳打ちした。
「日曜、午後からにしな!私が渚のことプロデュースして、めっちゃ可愛く仕上げるから!」
「ぷ、プロデュース…?」
うぇぇ…どうなるんだろう…。
そんなうちの部のキラキラ系みたいになるのは嫌だし…。
頭を抱えていると、柊が囁く。
「渚さ、先のこと…考えてる?」
「先のこと…?」
なんかどっかでその言葉聞いたな。