レモンの花«完»
沖田さん、なんて言ったんだろ?



そう思いながら、次の部屋に向かう。




如月『失礼します。
月華です。』




「おぉ!!月華!」




「美しい…」




「是非酌をしてくれ!」




如月『かしこまりました。』




トクトクトクトク




酒を注ぐ。




どうやらこの人たちは長州のようだ。




「あれがなーーーー」



「それでよーーーー」



などと男は語っていく。




「でよ、俺たちは新選組を夜中に潰すことになったんだ!!!」




如月『そうなんですね。
かっこいいです、』




「だろ?実行日は明後日だ。
屯所の近くを通ると声が聞こえるかもな!」




如月『時間があったら通りますね。』




いい情報が取れたな。




如月『私はこれで。』




「もう行っちゃうのか?」




如月『お客さんが待ってるので。』




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