殺し屋×暴走族


6歳の少女が、1人でうろうろ…


行く人行く人、みんなあたしを見る。


でも、声を掛けてくる人はいない。





大人って冷たい…


助けてほしかった…




何もかも失ったあたしを……


気づけば頬を濡らしていた。



いや、雨が降り始めたんだ。

服が少しずつ模様を作っていく。



冷たい。



そのはずなのに、体はなぜか熱い。


どうしてか分からないまま、あたしは気を失った。

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