殺し屋×暴走族


ふと、目を開けると見た事ない景色が広がる。


「ここは…」



意識がぼーっとする中、体を起こそうとするも、力が入らず起き上がる事が出来ない。


すると、ガチャという音と共に見知らぬ男の人が入ってきた。


ちょっとくせのかかった長くて黒い髪は後ろで一つに束ねられている。

細身だけど、ほどよく筋肉がついてるのはわかる。



「お、目覚めたか。大丈夫か?」


誰この人…

キョトンとするあたしをよそに、男の人はベッドの脇に腰かけた。


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