セカンドピアス
「ひゃっ!!」
びくりと茜が肩を震わせ、変な声を出す。その色っぽい声に一樹もびくりと肩を振るせてしまった。そして胸が高鳴ったのを誤魔化すように怒る。
「おい!変な声出すなよ!!やりにくいじゃねえか!!」
「しょ、しょうがないでしょ!!耳弱いんだから!!」
互いに真っ赤な顔になり、しばらく言い合う。やがて疲れてしまい一樹はピアスを再び手に取った。
「ほら、今度はちゃんとつけてやるからさ」
「わ、わかってるわよ……」
茜はまた目を閉じる。一樹はゆっくりとその耳に触れた。また茜の体がびくりと揺れる。しかし、今度は茜は声を抑えているようだった。そんな姿に一樹はドキドキしながら穴を探す。
「どこだ?あった、ここか……」
小さく細いその穴に、一樹は慎重にピアスを入れていく。一樹は茜より手先はずっと器用だ。あれほど茜が苦戦していたピアスは穴にピアスの先が入ればあっという間に穴を通過していった。
びくりと茜が肩を震わせ、変な声を出す。その色っぽい声に一樹もびくりと肩を振るせてしまった。そして胸が高鳴ったのを誤魔化すように怒る。
「おい!変な声出すなよ!!やりにくいじゃねえか!!」
「しょ、しょうがないでしょ!!耳弱いんだから!!」
互いに真っ赤な顔になり、しばらく言い合う。やがて疲れてしまい一樹はピアスを再び手に取った。
「ほら、今度はちゃんとつけてやるからさ」
「わ、わかってるわよ……」
茜はまた目を閉じる。一樹はゆっくりとその耳に触れた。また茜の体がびくりと揺れる。しかし、今度は茜は声を抑えているようだった。そんな姿に一樹はドキドキしながら穴を探す。
「どこだ?あった、ここか……」
小さく細いその穴に、一樹は慎重にピアスを入れていく。一樹は茜より手先はずっと器用だ。あれほど茜が苦戦していたピアスは穴にピアスの先が入ればあっという間に穴を通過していった。