《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)
「へぇ〜。廣澤くん、すごいんだね!
そうかー。仕事で格好良いところ見せられると、グッときちゃうよね。」

うんうん。それはわかる。
しかも、すごくまともじゃない!
好きになった理由が。
廣澤くん、仕事出来る人なんだね。
頑張ってるんだなぁ〜。

「あ、でも、麗ちゃんなら、普通に押しても全然問題ないんじゃない?
綺麗だし、明るいし、しかも、もう顔見知りなんだし。」

「いえ、それくらいでは。
廣澤先生はすごくモテるんです!
いつも女性のウワサは絶えなくて。
常に何人かいるみたいなんです。」

……………へぇ〜……。
イメージ的には変わってないな。

「だから!協力してほしいんです!」

「や、ムリだよ。
私自身はそこまで親しくないし。
よく会ってたのは学生時代だよ?
それも、フットサル部に廣澤くんが来る時だけだからね。
廣澤くんはそもそもサッカー部で、結構真面目にサッカーしてたのよ。小学校から続けてるって言ってたかな。
フットサル部は寄せ集めの、楽しくワイワイ出来たらいい、って言うクラブだからね。
麗ちゃん、きっと知ってると思うけど。」

そう。元々、医学部にはスポーツ系はサッカー部と野球部とテニス部しかない。
他学部にはいろいろなクラブがあるが、そこに医学部生が参加することはない。
だから、高校までバスケ部だった亮平は、同じように違うスポーツをしてきた人のために、新たに作られた、フットサル部に入部した。
フットサル部はいろんな人がいた。
廣澤くんは、助っ人として、たまに参加していた。だから知っている程度。

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