《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)
「…は?いや待て。そのさっきから言ってる
麗ちゃん、って誰だ?ママ友か?」

「何言ってるの!稲森麗先生でしょ。
もう、さっきの話聞いてなかったの⁇」

「は⁉︎ 稲森〜⁉︎」

「今日、帰りにお茶して、お友達になったって言ったじゃない。だから遊びに来てもらおうと思って。」

「な、なんで稲森?
……お前と合うようなタイプか?あいつ。」

「失礼だなぁ!そりゃ、麗ちゃんはモデルさんみたいに綺麗な女医さんで、非の打ち所がないけど、私だって普通にお話出来るよ?」

違うだろ!
聖母のようなお前と、女豹の稲森だぞ!
騙されてるんじゃないのか……

「まあ、ちょっと強引なとこあるみたいだけど。」

そうだよ!気づいてたのか!

「亮平……ずいぶん好かれてるみたいだったね?」

な、なんだ?
上目遣いのジト目攻撃……
なんか疑ってる⁉︎
ジワリと嫌な汗が背中を伝う。

「知らねーよ。指導手伝ってるだけだ。
あいつは、誰にでも馴れ馴れしい。
俺には迷惑以外の何物でもない!」

「フフフ…。わかってるよ。
でも、後輩には親切にね。」

よ、良かった.…。
乗り切ったか、俺?

しかし……稲森がウチに来る?
やめてくれ。
ここは俺の聖域だ。
あんな奴が来たら穢れる。
……確かに、廣澤も呼べば、さっきの頼まれごとも解決する。
渡りに船だけど……イヤだ。

< 25 / 50 >

この作品をシェア

pagetop