あやかしの集う夢の中で
(今だ!

跳べ!)



愛理は心の中でそう叫び、全力でジャンプした。



そして愛理は巨大なこん棒の風圧を感じながら、その巨大なこん棒を見事ジャンプでかわしていた。



攻撃をかわされた赤色の夢妖怪は想定外の出来事に驚き、高く舞い上がった愛理を見つめていた。



愛理はそんな隙を見せた夢妖怪に反撃するために、電撃の弓を作り出し、その弓を夢妖怪に向けると、力一杯、その弓を振り絞った。



「死のはお前だ!

くらえ、サンダーアロー!」



愛理から放たれた電撃の矢は赤色の夢妖怪の額へと一直線に飛んでいった。



そしてその電撃の矢は見事、赤色の夢妖怪の額に突き刺さり、赤色の夢妖怪は白目を向いてゆっくりと倒れていった。
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