あやかしの集う夢の中で
「舞ちゃん、大丈夫?
舞ちゃんがずっと学校を休んでたからすごく心配したんだよ」
「カノンもすごく心配してました。
舞ちゃんが学校に来ないとさみしいです」
「もちろん、オレも心配してたよ。
舞ちゃんがいないオカルト部はさみしいよ」
「みんな、心配かけてごめんね」
オカルト部のみんなが舞に話しかけると、舞は弱々しい声でそう言った。
「早く元気にならなくちゃって思っているんだけど、どうしても元気がでなくて……。
今でも毎日、怖い夢を見るの。
でも、どうして毎日、こんなに嫌な夢を見るんだろう?
その夢のせいで、何だか気持ちが憂うつになって……」
そう言って元気なく下を向いた舞は、まるで水を与えられなくて萎んでしまった薔薇みたいだ。
あんなにキラキラ輝いていた舞なのに、元気がないとそのキラキラがくすんでしまう。
桜介はそんな舞にどうしても元気になって欲しかった。
「あのう、舞ちゃんにこれを持ってきました」
カノンはそう言って手にしていたカバンを開けると、そこから箱入りのチョコレートを取り出した。
「今日のオカルト部のおやつです。
カノンはお口の恋人ロッチが大好きです!」
そう言ってカノンが舞にチョコレートを手渡すと、舞はうれしそうにニコリと笑った。
「ありがとう、カノンちゃん。
あとでゆっくりいただくね」
舞ちゃんがずっと学校を休んでたからすごく心配したんだよ」
「カノンもすごく心配してました。
舞ちゃんが学校に来ないとさみしいです」
「もちろん、オレも心配してたよ。
舞ちゃんがいないオカルト部はさみしいよ」
「みんな、心配かけてごめんね」
オカルト部のみんなが舞に話しかけると、舞は弱々しい声でそう言った。
「早く元気にならなくちゃって思っているんだけど、どうしても元気がでなくて……。
今でも毎日、怖い夢を見るの。
でも、どうして毎日、こんなに嫌な夢を見るんだろう?
その夢のせいで、何だか気持ちが憂うつになって……」
そう言って元気なく下を向いた舞は、まるで水を与えられなくて萎んでしまった薔薇みたいだ。
あんなにキラキラ輝いていた舞なのに、元気がないとそのキラキラがくすんでしまう。
桜介はそんな舞にどうしても元気になって欲しかった。
「あのう、舞ちゃんにこれを持ってきました」
カノンはそう言って手にしていたカバンを開けると、そこから箱入りのチョコレートを取り出した。
「今日のオカルト部のおやつです。
カノンはお口の恋人ロッチが大好きです!」
そう言ってカノンが舞にチョコレートを手渡すと、舞はうれしそうにニコリと笑った。
「ありがとう、カノンちゃん。
あとでゆっくりいただくね」