あやかしの集う夢の中で
桜介は事実を知ると、ドッと疲れが出て、その場に座り込んだ。
舞を救うまでの道はまだ遠い。
自分は短期戦はやれるけど、長期戦は苦手なタイプだ。
桜介はそう思うと、力なくため息をついていた。
「こんなところに座り込んでだらしないなぁ。
先に進むよ。
早く舞ちゃんを夢妖怪から救うんだから」
「そうですよ、桜介君。
まだまだこれからもファイトですよ」
愛理とカノンの美女二人に声をかけられても、桜介はすぐに立ち上がれなかった。
自分は元々、努力が苦手な省エネタイプだ。
そんな自分に次から次へとやる気なんて沸いてこない。
桜介がいつもの怠け癖を全面に押し出して大地に座り込んでいると、そんな桜介を見下ろして、時宗が話しかけてきた。
「立て、春野桜介。
オレたちの目的地はもっと先だ」
「わかってるよ。
わかってるから少しだけ休ませろよ」
「そうやってのんびりしている暇はないぞ。
もしもあの遠くに見えている光が消えたら、もう二度と如月舞の夢は元に戻らない。
それにあの弱々しい光はいつ消えてもおかしくない」
舞を救うまでの道はまだ遠い。
自分は短期戦はやれるけど、長期戦は苦手なタイプだ。
桜介はそう思うと、力なくため息をついていた。
「こんなところに座り込んでだらしないなぁ。
先に進むよ。
早く舞ちゃんを夢妖怪から救うんだから」
「そうですよ、桜介君。
まだまだこれからもファイトですよ」
愛理とカノンの美女二人に声をかけられても、桜介はすぐに立ち上がれなかった。
自分は元々、努力が苦手な省エネタイプだ。
そんな自分に次から次へとやる気なんて沸いてこない。
桜介がいつもの怠け癖を全面に押し出して大地に座り込んでいると、そんな桜介を見下ろして、時宗が話しかけてきた。
「立て、春野桜介。
オレたちの目的地はもっと先だ」
「わかってるよ。
わかってるから少しだけ休ませろよ」
「そうやってのんびりしている暇はないぞ。
もしもあの遠くに見えている光が消えたら、もう二度と如月舞の夢は元に戻らない。
それにあの弱々しい光はいつ消えてもおかしくない」