あやかしの集う夢の中で
「それじゃ、二手に分かれて進むのは決まりだな」
時宗がそう言って、みんなの方に目を向けた。
「オレと春野は別行動にするべきだとオレは思う。
やっぱり戦力的に強いのはオレと春野だ」
時宗はそう言って桜介の実力を認めた後に、桜介に話しかけた。
「もちろん、二人ずつに分かれて進むのがベストだとオレは思う。
春野は園宮と綾瀬、どっちとコンビを組みたいんだ?」
桜介は時宗にそう言われ、オカルト部の女子二人に目を向けた。
一ノ瀬中学の中でオカルト部はマイナーな部活なのに、園宮愛理、綾瀬カノン、如月舞と美女ばかりがそろっている。
桜介は愛理とカノンを見比べながら、自分のパートナーを考えていた。
(やっぱり、パートナーにするならカノンちゃんだよなぁ。
かわいらしいし、癒し系だし、絶対に悪口を言わないし……。
愛理は一ノ瀬中学で一番の美少女って言われているけど、オレはちょっと……)
桜介は不純な気持ちを交えながら、カノンをパートナーに指名しようとしたとき、愛理が桜介の方に歩み出てきて、怒り気味に桜介の頬っぺたをつねっていた。
「ちょっと、桜介。
私とカノンちゃんを見比べてるみたいだけどさ、桜介のパートナーは私って決まってるんだからね!」
「イテテテッ。
おい、愛理。
何で愛理がオレのパートナーって決まってんだよ!」
「桜介じゃカノンちゃんを守れないでしょ。
だからカノンちゃんは時宗君と一緒に行くの!」
時宗がそう言って、みんなの方に目を向けた。
「オレと春野は別行動にするべきだとオレは思う。
やっぱり戦力的に強いのはオレと春野だ」
時宗はそう言って桜介の実力を認めた後に、桜介に話しかけた。
「もちろん、二人ずつに分かれて進むのがベストだとオレは思う。
春野は園宮と綾瀬、どっちとコンビを組みたいんだ?」
桜介は時宗にそう言われ、オカルト部の女子二人に目を向けた。
一ノ瀬中学の中でオカルト部はマイナーな部活なのに、園宮愛理、綾瀬カノン、如月舞と美女ばかりがそろっている。
桜介は愛理とカノンを見比べながら、自分のパートナーを考えていた。
(やっぱり、パートナーにするならカノンちゃんだよなぁ。
かわいらしいし、癒し系だし、絶対に悪口を言わないし……。
愛理は一ノ瀬中学で一番の美少女って言われているけど、オレはちょっと……)
桜介は不純な気持ちを交えながら、カノンをパートナーに指名しようとしたとき、愛理が桜介の方に歩み出てきて、怒り気味に桜介の頬っぺたをつねっていた。
「ちょっと、桜介。
私とカノンちゃんを見比べてるみたいだけどさ、桜介のパートナーは私って決まってるんだからね!」
「イテテテッ。
おい、愛理。
何で愛理がオレのパートナーって決まってんだよ!」
「桜介じゃカノンちゃんを守れないでしょ。
だからカノンちゃんは時宗君と一緒に行くの!」