わい氏園芸店で奮起する。
「ほんなら次の企業見つけなあかんなぁ……なんかやりたいことはあるんか?」
先生は、私の面接話でひとしきり笑った後に次の職を見つけるように提案する。
求人票が何枚も挟んであるファイルを取り出して私の前にと差し出す。
正直、私はこれといったやりたい仕事もなく、所謂ところの働ければとりあえずは何処でもいいよの思考をもつタイプの人間であったので、この先生の問いにすぐには答えられなかった。
私は農業系の学校に通っていて正直なところ頭が良い訳でもない。
優良企業へ……!!! とかそういった高みへという意思もなく。
まあどうせだったら学べるものを活かせたらいいな程度にしか考えていなかった。
求人票をペラペラめくり、やる気があるように見せる私。
頭では、おしっ〇したいと思ってるとは誰も思いはしないであろう。