君との約束
でも、俺が言う前に姉貴が俺の頬を思いっきり叩いた

「馬鹿のこと言うんじゃない!優衣ちゃんはお腹の中に赤ちゃんがいるのよ!何かあったからじゃ遅いの!速くいって本当のことを言いなさい!」

俺は姉貴に返事をする前に勢いよく扉を開けて優衣を追いかけた

「優衣ちゃんが無事でありますように…」

「優衣が無事で…」



姉貴の願いと俺の願いが叶うことはなかった
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