次は笑顔で
そんなこんなで当日。

駅で13時に待ち合わせ。

ちょっと暑いけど晴れて良かった。

このままだと7分前くらいには着く予定だな。

服大丈夫かな。

髪型変じゃないかな。

前髪割れてないよね?

とりあえず待ち合わせ場所に到着した。

「ふぅ…」

あとは心の準備だけ。

そわそわしてしまう。

今日目覚ましより早く起きちゃった。

「のあ?」

えっ

「えーと、、初めまして、ゆうです」

「あ、えと、のあです!初めまして!」

ちょっと待って心の準備出来てないんだけど!

え、どう話せばいいんだっけ?

「まぁ、初めましてってのも変だね笑」

「そ、そうですね」

初めて会ったゆうくん。

写真で見た時よりもちょっと日焼けしてて、制服じゃないからなのか少し大人っぽく見えた。

笑顔がなんとなく可愛かった。

「えーと、このカフェ行って話しながら行きたい場所でも決められればって思うんだけど、どうかな?お腹空いてる?」

「あ、はい。大丈夫です!」

「じゃ、行こっか笑」

カフェに向かって歩いてる時、背が高いなって思った。

私が普通に歩いてるってことは、多分気を使ってゆっくりめに歩いてくれてるんだろうな。
< 10 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop