君の好きな人が私だったらいいのにな。
ばいばいー、と羽瑠や立花達と別れて

私達は2人で歩き出す。


「ほんとにあっつい…、」

『まあ夏だからなー。』

「それにしてもでしょ…、」


なんか年々暑くなってない?と私が言うと

お前それ毎年言ってる、と侑は笑った。


「っと、んじゃあ、また土曜ね、」

『おう、またな。』


お互いの家の前で別れて

ほぼ同時に私達は家のドアを開けた。
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