君の好きな人が私だったらいいのにな。
『いいんじゃね?柚稀、予定大丈夫そうか?』

『うん、俺は大丈夫。別荘の方ももう用意出来てるみたいだし。』

「ほんっとありがとね、氷室。」

『どうせ誰も使ってないんだし、気にしないで?』


じゃあ来週の土日にしよっか、と私が言うと

さんせーい!と羽瑠は嬉しそうに言った。


「また今日みたいに駅前待ち合わせにする?場所どこだっけ、」

『ここからなら電車で2時間弱くらいだったかな、多分。』

「んーじゃあ、朝8時に駅前待ち合わせってことで。」
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