君の好きな人が私だったらいいのにな。
『お前力そんなにねぇんだから、無理すんな。』

「あ、侑が過保護すぎるんだよ、」

『気になるんだからしょーがねぇだろ?』


いいから大人しく俺に渡しとけって、と侑は私の頭にぽん、と手をのせた。


「…………あ、ありがと///」

『別にいーっての。…てか柚真、なんか顔赤くね?』

「あ、赤くないし!暑いからじゃん?」

『熱中症かー?帰ったら水分摂れよ?』

「わ、わかってるって、」

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