君の好きな人が私だったらいいのにな。
『別に、俺の好みで選んだだけだし。…ていうか、』


あのメンバーで1番お前に似合うもの選べるのは俺だろ、と

侑は自信ありげに笑って言った。


「………なんか、ムカつく。」

『なんでだよ笑』

「なんでも!じゃあまた来週ね!」


これ以上話していたら

色んな意味でほんとに熱中症になってしまいそうで

私はばいばい!と片手をあげて、そのまま玄関のドアを引いた。

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