君の好きな人が私だったらいいのにな。
『うっせーわ笑』

『颯、それ重いでしょ、俺半分持とうか?』

『柚稀イケメン…!』

『………何やってんだか笑』


2人のやりとりに苦笑しつつ

私達は電車に乗りこみたまたま空いていた席に座った。


「ふわぁ…、ねむ…、」

「なになに柚真、寝不足ー?」

「んー…、ちょっとね、」

「楽しみで寝れなかったんでしょー?」

「うっ…、ち、違うし、」

「またまたぁ、」

「ちょ、ちょっと寝れなかっただけだもん。」


私が言うと

はいはいー、と羽瑠はにやにやしながら笑った。
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