君の好きな人が私だったらいいのにな。
「うわぁー、こんなところ、初めて来た…!」

「映画のセットみたいだね、ほんとに…、」

『大袈裟だよ笑…あ、ここから出て真っ直ぐ行けば海だから、』


各自空いてる部屋で着替えて行こっか、と氷室は自分の荷物を隣の部屋に移動させた。


「なんかすっご…、これ、どこの部屋でも使っていいの?」

『うん。基本1部屋にベッド2つだから、どこでも好きなところ使って。』


………すごすぎる。

別荘とは聞いていたけど、あまりにもすごすぎる。
< 139 / 439 >

この作品をシェア

pagetop