君の好きな人が私だったらいいのにな。
まあ似合ってるからいいんだけどね、と羽瑠は言って

早く行くよ、と私の手を引いた。


「わわっ、ちょっと…!」

「高野達準備できたー?」

『おう、そっちも準備できたか?』

「うん、早く海行こー!」


テンションが上がったのか

羽瑠と立花は私達を置いて砂浜の方へ走り出してしまって

残された私と侑は顔を見合わせて苦笑いした。

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