君の好きな人が私だったらいいのにな。
「早く合流しよ、見つからなくなる前に笑」


用意してきたビーチサンダルを履いて

私達3人も海に向かって歩いた。


「わー!すごー!」

『今日は結構人いるねー、』

「まあ夏だもんね。」


夏といえば海が定番だから

そりゃあ人だって多いはずだ。


「あ!柚真達遅いー!」

「ごめんごめん!あれ、立花は?」

「立花はあそこー。」


羽瑠が指さす方を見ると

イルカの形をした浮き輪に跨っている立花が

プカプカ浮いているのが見えた。
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