君の好きな人が私だったらいいのにな。
「ちょっとそこー!何イチャイチャしてんの、そんな海の真ん中でー!」

「わっ、羽瑠!?」

「柚真こんなところまで連れてきたらだめー、足つかないじゃんここ。」

『浮き輪持ってんだからへーきだっつーの笑』


なぁ?と侑に同意を求められたけど

目を合わせるのは恥ずかしくて、私はふぃと顔を背けた。


「てか私そろそろお腹すいたー。」

『あー、今何時だ?おーい!颯、柚稀、今何時ー?』


侑は比較的砂浜に近い方にいた2人にそう声をかけた。

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