君の好きな人が私だったらいいのにな。
「ここ列の途中なんで、後ろ並んだほうがいいですよ。」

『えー?そんなこと言わないでさぁ、』

「てゆうかいきなりなんですか?」


迷惑なんでやめてください、と羽瑠は

守るように私と男の人の間に入って

そう言い放った。


『っ…ちょっと顔可愛いからってそーゆーこと言うのどうかと思うよー?』


いいからちょっと来いよ、と

男の1人が羽瑠の肩を掴んだ。
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