君の好きな人が私だったらいいのにな。
「んんっ…、眩しっ…朝…?」


カーテンの隙間から射す光で目が覚めて時計を見ると、時刻は8時半を指していた。


「あれ…、羽瑠は…?」


昨夜一緒に部屋にいたはずのに

隣のベッドに羽瑠の姿はなかった。


「もう起きたのかな…?」


眠い目を擦りながらリビングへ行くと

侑と氷室がソファの辺りから私に手招きした。


「……?あれ、羽瑠、」

『昨夜、眠れないって遅くまで起きてたから、もー少し寝かせてあげて。』

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