君の好きな人が私だったらいいのにな。
「あーほらほら、んじゃあみんな揃ったんだし行こ、遅刻するよ笑」

『うわ、もう8時半過ぎてるじゃねぇか、』

「だから言ってるじゃん!」


やばいやばい、と言いながら

私達は結局小走りで学校へ向かった。


「はぁー、着いたぁー…、」

『疲れたー…、ってあれ、なんだこの黒板のやつ。』

「あぁ、そーいえば今日文化祭の出し物決めるって言ってたっけ。」


教室の後ろ側にある黒板には

文化祭のアイディア募集、と大きな文字で書いてあった。
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