君の好きな人が私だったらいいのにな。
『もうこの際、2人は風邪でいいんじゃないかな、』

「氷室はどーすんの?」

『俺は家の事情とか、まあ、そんな感じで。』

「……こんなにあからさまにして気まずくなんないかな、あの2人。」


私が言うと

何弱気になってんだよ、と立花は私の頭を小突いた。


『今更2人きりで気まずいとか言う距離感かよ。大丈夫だって。』

「………そう、だよね。」

『もーあいつらさっさとくっつけてさ、俺らは俺らでクリスマス満喫しよーぜ。』

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