君の好きな人が私だったらいいのにな。
『じゃ、明日はそーゆーことで。』

「うん。ありがとね、クリスマスイブなのに。」

『別に、そもそも俺らは集まる予定なんだから変わんねーよ、なぁ?』


立花が氷室に言うと

そうだね、と氷室が頷いた。


「じゃあ、明日はカラオケ集合ってことで。くれぐれも鉢合わせたりしないでよ、」

『ふっ、その確率が1番高いのはお前だろ?笑』

「うっさいなー、私は大丈夫だって。」


じゃあね、と手を振って帰ろうとすると

自分のことのように緊張しているのが伝わってしまったのか

大丈夫だって、と立花が私の肩を叩いた。


『んじゃあ、また明日な。』


そう言う立花と、その隣でばいばい、と手を振る氷室に

私も手を振って家に帰った。


-羽瑠side end-
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