君の好きな人が私だったらいいのにな。
[クリスマスイブ当日]


「んん…、もう朝…?」


スマホの通知音で目が覚めて

私はまだ半分しか開いていない目を擦りながら手を伸ばした。


「ん…、羽瑠だ…、って、え!?」


届いたメールを読んで5秒

一気に目が覚めるのがわかった。


「ちょっと待ってちょっと待って、どーゆーこと…?」


返信することも忘れて

私は慌てて羽瑠に電話をかけた。
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