君の好きな人が私だったらいいのにな。
「………決着、って言われたって、そんな急につけらんないよ、」


今までもう既に3年は決着つけられてないわけだし

それなのに、クリスマスだからって

今日いきなりそんな告白なんて、出来るわけない。


「……とりあえず、さ。今日は2人で楽しんでよ。」

「………わかった。」

「大丈夫大丈夫、またお正月に会うでしょー?」


だからそんな声出さないでよ、と電話越しでも羽瑠が困った顔してるのがわかって

私はなるべく明るく聞こえるように、わかった、と返事した。
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