君の好きな人が私だったらいいのにな。
『うわっ、っ…、なんだよ、』

「もしかして、羽瑠に妬いたの?」


じっと目を逸らされないように侑を見つめると

気まずそうに、妬いてねぇし、と侑は呟いた。


「わ、ちょっ…、んんっ…、」


今日は珍しく私の方が優勢だ、なんて思っていたのもつかの間

侑はにやり、と笑って私の唇を塞いだ。


「っ…、ばか、ここ外!///」

『珍しくじっと見てくるから、キスしてほしいのかと思って。』

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