君の好きな人が私だったらいいのにな。
今日会ったばっかりとは思えない馴染みようにちょっと驚きながら

私達は夕方の街をうろうろしながら帰路についた。


『あ、じゃあ俺こっちだから。』

『おう、じゃあまた明日なー。』

『ん。杉野さん達もまた明日、』

「うん、ばいばーい!」


氷室くんの後ろ姿を少しだけ見送ってから

私達も反対方向に歩き出す。


「ほんっとびっくりしたんだから。」

『まあいいじゃん?新しいメンツってことで。』

「私は別に全然いいけど。」


その後、羽瑠と立花とも別れて

馴染みの道を2人で歩いた。
< 41 / 439 >

この作品をシェア

pagetop