君の好きな人が私だったらいいのにな。
ちょっと見てくるね、と私が立つと

俺も行く、と侑も立ち上がった。


「お母さーん?」

「あぁ、やっと下りてきた。お腹すいたら下りてくるかと思って声かけなかったんだけど、」

「ごめんごめん、ありがと。」

「そんなに頑張らなくたって、あんた達追試なんかとったことないでしょ?」

「まあ、そうなんだけどね。」

「夜ご飯出来てるけど…今日は上で食べる?」

「うん、そうする。」


普段は私と侑の2人だから

普通にリビングで食べるけど、今日は人数多いし

氷室とか気ぃ遣わせちゃいそうだし。
< 78 / 439 >

この作品をシェア

pagetop