君の好きな人が私だったらいいのにな。
『あ、オムライス!』

「侑くん好きでしょ?オムライス。」

『めっちゃ好きっす。ありがとうございます!』


私のお母さんは、なんと言うか

典型的な面食いだから

侑のことも立花のこともすごく気に入ってる。

どっちとも確かに顔だけはいいからね。


「お母さん達もうシャワーも済ませたから、好きに使っていいからね。」

『すいません、何から何まで…。』

「いいのよー。お母さんは全然いいんだけど、部屋狭いでしょ、さすがに5人もいたら。」


今夜どーやって寝るつもり?とお母さんは苦笑気味で私に言った。
< 79 / 439 >

この作品をシェア

pagetop