君の好きな人が私だったらいいのにな。
-数時間後-


夜ご飯を食べ始めたのが遅かったから

食べ終わって少しした頃にはもう時刻は夜の22時半。

お腹がいっぱいになれば勉強なんかできるわけもなく

ベッドに寝転がったり床に寝転がったりして動けずにいた。


「ふぁ…ねむ…。」

『柚真、お前目ぇ半分閉じてんぞ。東雲と先シャワー浴びてこいよ。』

「んー…。」

『女子のほうが時間かかるだろ。』


やばい、このままじゃほんとに眠ってしまう。

私は何とか力を振り絞って

羽瑠に行こう、と声をかけた。
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