君の好きな人が私だったらいいのにな。
『ほんとに仲良いんだね、』

『なに他人事みたいなこと言ってんだよ。これからは柚稀もだからな?』

『俺はいつでも大丈夫だよ、暇だから。』


確かに中学生1年とか2年くらいの頃は

夏休みの度に柚真の家に集まって

2週間以上泊まったりしてたこともあったっけな。


『……今年の夏は、旅行でも行くかぁ。』

『え、何、どした?珍しいじゃん侑からそんなこと言うの。』

『いや、なんか、こーやってワイワイすんのも面白れぇなと思ってさ。』

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