君の好きな人が私だったらいいのにな。
「いや、私はないけど。羽瑠は?」

「夏休みに予定なんかあるわけないじゃーん、」


なんなら今年の夏も柚真の家に入り浸ろうかと思ってたくらいだし、と羽瑠は笑った。


『じゃー決まりな。』

「よっしゃー!海海!」

『あ、そーだ!俺ら、それに向けて来週の土曜くらいに水着買いに行くけど、お前らも来る?』

「水着かぁ、柚真どーする?」

「長いこと着てないし、買おうかなぁ。」


どこにしまいこんだかわからないし

探すのもめんどくさいし。
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