君がいるだけで、世界は輝く
その後、萌華ちゃんは、他の女の子達の
ところに行ってしまった。

「どうかしたの?」

「え?」

そこには、クラスメイトの
和毬 秋都(わかさ しゅうと)君が居た。

「いっつも明るいのに、今は、すっごく
 暗いから…」

「あ、心配かけちゃった?ごめんね?」

「もしかして、立花桜喜?」

「え?」

何で、桜喜君の名前が、出てくるの?

「いや、最近噂になってるから…」

「噂?」

「知らないの?」

「うん」

あ、萌華ちゃんがさっき言ってたな…

すっかり忘れてた…

「大丈夫なら、いいんだけど、、、」

「心配してくれて、ありがとう。
 大丈夫だから、」

そう言ったら、秋都くんは、
不服そうな顔をして、

「そんなに頼りないかな…」

「え?」

「俺は、水川さんの助けになりたいのに…」

「あ、えっと、」

「立花桜喜の事を相談されるのは嫌だけど、
 頼られない方がもっと嫌だ。」

えっとー、どうしたらいいのかな…

「あ、ごめん」

「ううん、助けになろうとしてくれて、
 ありがとう。すごく嬉しいよ!」

「フフッ、よかった。」

「え?」

「水川さんが笑ってくれて」
 
秋都くんって、ほんとに優しいなぁ

「あのさ、瀬奈でいいよ?」

「え?あ、分かった。じゃあ、瀬奈///」

「うん!私も秋都くんって、呼ぶね」

「うん」
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