幼なじみの嫉妬

<圭太side>


「圭ちゃん別れよ?」



「えっ?」




えっ別れる?



「えっ莉琉?どうしててそんなこと言うの?やだよ俺は別れないよ」



「だって圭ちゃん私のこと嫌いでしょ?それにぜんぜんお話しできないのに付き合ってる意味ないと思うの。付き合いながら仲よくしようなんて言わない。だからせめて幼なじみとして仲よくしたいの」



なんてはっきり言われてしまった



「ごめんな。今から付き合いながら仲よくしよ?だから別れるなんて言わないで。お願い 莉琉」



「圭ちゃん、大丈夫だよ。無理しなくていいから。圭ちゃん優しいから今まで言えなかったんだよね。ごめんね。すごく私のこと嫌いなら幼なじみとしても仲よくしなくてもいいんだよ。」



「莉琉。違うよ。別れたいなんて思ってないよ。莉琉のこと嫌いじゃないよ。だからお願い。別れるなん「じゃあなんで仲よくしてくれないの!!」



突然大きな声を出した莉琉におどろいた



「圭ちゃんは私のこと嫌いじゃないって言ってるのに仲よくしてくれないのはおかしいよ!圭ちゃんは嫌いじゃないから私と付き合って、付き合ってるからって仲よくしてくれないんだね。付き合ってるのに仲よくしてくれないのは嫌なの。だからお願い別れて...」



そう言うと莉琉の目から涙がこぼれた



莉琉は自分の思ったことを全部言ってる。俺も..



「ごめん。莉琉。俺、莉琉のこと試してたんだ。莉琉は俺が女の子と遊んでもいいんだって思って...」



そう言うと莉琉がへにゃと笑ったと思ったら



「圭ちゃんお話し聞いてくれる?」



「うん。なに?」


「圭ちゃんがお出かけに誘われときね、圭ちゃんの誕生日プレゼントを買いに行ってたの。ほらちょうど明後日圭ちゃんの誕生日でしょ?早めに買っておきたくて...」



「そうなんだね。じゃあどうして、遊びに行くの勧めたの?」



「それわね、買いにいったこと内緒にしておきたかったの。ほら、そしたらプレゼントあげたとき普通にあげるよりうれしいかなって思って。圭ちゃんが他のとこにいれば買いに行ったこと内緒にできるでしょ?それに圭ちゃんが1回お出かけしたって
圭ちゃんはそっちに揺らぐような人じゃないと思ってたから...」


せっかく俺のこと考えてくれて...それに俺のこと信じてくれそう言ったのに...



「ごめんね、莉琉。ほんとごめん。とにかく謝らせてごめん」



「圭ちゃんそんなに謝れても困るよ。私が悪かったんだから。ごめんね。」



「いや俺が悪かった。ごめん。」



「私たち謝ってばっかだね。そうだ二人とも悪かったことにして1回ずつ謝ろ」



「そうだね。ごめん」



「いいよ。私もごめんね。」



「いいよ」



「よし!二人とも隠し事してこうなっちゃたから、これからはかくしごとなしね!」



「うん」



こうして仲直りした俺たちは仲直りのキスをした。



fin
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