君色パレット
二章 恋ばな
今日は自分でもびっくりするぐらい早く目覚めた。
それにしても、
昨日は初日から散々な目にあったなぁ。
なにもかもあの茶髪男子のせいだ!
どうしてあたしって
こんなにもついていないんだろ…
よし、
今日こそ友達たくさんつくって挽回するぞっ!
「玲~。
ご飯できたわよ~。
早く起きなさーい。」
「はーい!」
今日も朝からお母さんの叫び声
が家中に響く。
だけど今日のあたしは全くイライラしない。
いつもより爽快な朝、
なんか良いことありそう♪