君色パレット
「おはよ~♪」
「あっ!梓、おはよ~!」
学校に着くと
梓はあたしのとこに来た。
それだけでも嬉しかった。
「今日みんなでお弁当食べよう!」
「えっ?
あたしも良いの?」
まだ仲良くなってない人ばっかりだし
いきなりあたしが入ったら迷惑じゃないのかなぁ。
少し人間不信なとこがあるから
不安で不安でしかたない。
だけど梓は笑顔で
「もっちろん♪」
と言ってくれたので
不安は一気に消えていった。
「ありがとうー!」
こんな些細なことでもすごく嬉しかった。
初めにできた友達が梓で
ホントによかったよ。