君色パレット


「ホント意外ー。
可愛いんだから彼氏つくればいいのに。
好きなタイプとかないの?」


もういいって。
この話辞めましょうよ。
どんどん自分が惨めになっていくだけなんだけど!


「えっ?あたし全然可愛くないけど!
あとタイプとかよくわかんないんだよね。」


「えー!!
タイプないの!?」


また驚かれた。
そんなにおかしいのかな?


「まぁ特には?」


あたしにタイプがないのは当たり前。

実は、あたし初恋もまだの純情ちゃんなのでーす♪

高校生にもなって初恋まだっておかしいのかな?

そんなこと言ったってできないものは仕方ないのさ。

なのでタイプとか全然わかりません。



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