君色パレット
どうか周りに同じクラスの人がいませんよーに。
なーんて願ってみる。
恥ずかしさのあまり
初日から登校拒否になりそうだ。
そんな期待もあっさりと裏切られ、
ってか今日裏切られすぎじゃない!?
「ねぇねぇ、3組?」
声のした方へ振り向くと
そこには、地毛だかわからないけど
緩いパーマのかかった髪をした
小柄な可愛い女の子が立っていた。
「あっ!うん。そうだよ!」
あまりに笑顔が可愛すぎたのでつい見とれしまった。