君色パレット
~♪~♪~♪~
あたしがやっと落ち着いたころ渚のケータイがなった。
あれからどのくらい経ったのだろうか。
渚はずっとあたしの側にいてくれた。
あたしは長く感じたけど実際は3分も経ってないと思う。
泣きすぎてまぶたが重い。
あんなに大泣きしたのは
いつぶりだろう。
少しすっきりできた。
いや、だいぶすっきりした。
「ちょっとごめん。」
メールだろうか?
渚はあたしから体を放してケータイを取り出した。
「!?」
画面を見た瞬間に渚の顔が青くなったような気がした。