君色パレット


「あたしケータイ取りに来たんだ!
じゃあ、あたしもう行くね!
渚ありがとう!」



「おう!
それと帰りはあっちの階段から降りて。」



ん?あっちの階段?


「?なんで?」


「なんでも。
絶対あっちの階段から降りて。」



えっ?なんでだろ?


こっちから降りた方が早いのにな。

まぁいいや。


「…わかったぁ。」



何だかよく分からないけどまぁいいや!


あっちの階段の方が教室から近いし。


早く行かなきゃいけないし、そんなに距離的には変わらないからどっちでもいいや。



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