君色パレット

すると女の子は
人懐っこい笑顔を見せて


「よかった~
あたしも3組なんだ!
教室まで一緒に行っていい?」


「うん!いいよ!」


やっぱり

母の声は聞こえてたみたいです…。


そこに触れないところが
優しさなんだろうけど
やっぱり恥ずかしい。



「名前なんて言うの?
あたしは、福島梓(ふくしまあずさ)。
梓って呼んで!」


「うん!
あたしは清水玲(しみずれい)。
玲でいいよー。」



梓は人懐っこく
人見知りのあたしと
すぐに打ち解けた。


1番最初にできた友達が
梓でホントよかったと思った。



< 6 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop