君色パレット


すっかり橘嵐を待たせていることなんて忘れて、わくわくしながらドアに近づいて耳を澄ませた。


う~ん
でも、あんまり聞こえない…



話しが止まったかと思ったら足音が聞こえる。




…ってもしかして…

こっちに向かってる!?



ヤバい!ヤバい!

バレちゃった!?


どーしよ!?どーしよ!?


どーすればいいの!?



よし!
ここは普通に通りすがりの人を演じよう!



『ふ~ん♪ふ~ん♪』


鼻歌を歌いながら通りすぎる振りをすることにした。



< 60 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop