君色パレット


お互い気まずくなってしまった。


俺がそうさせたのかも知れない…


お前がどんどん可愛くなっていくから、俺はお前に冷たく当たってしまっていた。

俺だけが置いていかれてるような気がして…


そしていつしかお前は話しかけて来なくなった。


俺は悲しかった。


ただの照れ隠しだったのに。



そんなときあいつは苦しんでいた。


誰にも助けを求められなくて…


俺はこの距離のせいでなにもできなかった。



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