二度目の初恋
私は陽炎が揺れるアスファルトに足を踏み出した。

真夏の太陽は容赦なく照りつけ、ジリジリと身も心も焦がしていく。

少し歩くだけで額に汗がびっしょりになり、ハンカチで汗を拭った。

今日は何かが起きる。

今日は何かを起こす。

嫌な予感と私の決意が私を急かしたのだった。




< 101 / 365 >

この作品をシェア

pagetop