二度目の初恋
オレが視線をずらすと、由依と伽耶がちょうど話していた。
「伽耶ちゃんだよね?いつも妹の相談に乗ってもらってるみたいで、ありがとう」
「ううん、いいの。私、紀依ちゃんと話すのすっごく楽しいんだ。だからこれからも紀衣ちゃんに何か変わったことがあったら私に言って。離れて暮らしていたゆいぼんよりも私の方が紀衣ちゃんを分かってあげられると思うから」
「うん...。そう...だね。紀衣ちゃんをよろしくね」
ゆいぼんは...変わってしまった。
そして...伽耶とたかれなの関係も...。
「ももか、あんたねぇ、ゆいぼんが妹のことで悩んでんの分かってないの?分かってるよね?この前あんなことが......」
「たかれな、ちょっと興奮しすぎじゃない?落ち着いたら?」
「あんた...よくもしゃあしゃあと...」
伽耶とたかれなの間にオレの知らないところで何かがあったようだが、たくさんの人に見られている神社で喧嘩をするのはまずい。
オレが止めに入ろうとすると、ゆいぼんが2人の間に入った。
「ゆいぼん...」
「怜奈ちゃんも伽耶ちゃんも怒らないで。それより楽しいことしようよ。せっかくビンゴで私と悠永くんが花火セットゲットしたんだから。ね?」
ぎこちないけど、笑うとやっぱり由依だなって思う。
由依には笑顔が一番似合う。
その笑顔を守り切れなかったオレは......罪人だ。
その事実は抹消したくても不変だ。
「伽耶ちゃんだよね?いつも妹の相談に乗ってもらってるみたいで、ありがとう」
「ううん、いいの。私、紀依ちゃんと話すのすっごく楽しいんだ。だからこれからも紀衣ちゃんに何か変わったことがあったら私に言って。離れて暮らしていたゆいぼんよりも私の方が紀衣ちゃんを分かってあげられると思うから」
「うん...。そう...だね。紀衣ちゃんをよろしくね」
ゆいぼんは...変わってしまった。
そして...伽耶とたかれなの関係も...。
「ももか、あんたねぇ、ゆいぼんが妹のことで悩んでんの分かってないの?分かってるよね?この前あんなことが......」
「たかれな、ちょっと興奮しすぎじゃない?落ち着いたら?」
「あんた...よくもしゃあしゃあと...」
伽耶とたかれなの間にオレの知らないところで何かがあったようだが、たくさんの人に見られている神社で喧嘩をするのはまずい。
オレが止めに入ろうとすると、ゆいぼんが2人の間に入った。
「ゆいぼん...」
「怜奈ちゃんも伽耶ちゃんも怒らないで。それより楽しいことしようよ。せっかくビンゴで私と悠永くんが花火セットゲットしたんだから。ね?」
ぎこちないけど、笑うとやっぱり由依だなって思う。
由依には笑顔が一番似合う。
その笑顔を守り切れなかったオレは......罪人だ。
その事実は抹消したくても不変だ。